入院先からご自宅への外出支援に携わらせていただきました。
お父様を想う娘様の深い思いやりとご決断により、実現した貴重な外出となりました。

娘様は、ベッド上での生活となり、経口摂取も困難な状態のお父様のことを
いつも気にかけておられ、「お腹は空かないのかな」
「何が楽しみなんだろう」と心配されていました。
また、面会制限のために会うことができていないお孫様を
「お父さんに見せたい」と願っておられました。

外出の準備にあたり、事前にご入院先の医療機関を訪問し、
地域連携室と情報共有を行い、綿密な調整を進めてきました。

ご自宅に到着すると、お父様はしっかりと目を開け、
娘様やお孫様を見つめられていました。発語は難しいものの、
表情を通じて喜びを伝えてくださり、スタッフ一同も温かい気持ちになりました。
感染対策のため、ご自宅内でもマスクを着用しての面会となりましたが、
皆さまの笑顔と交流の時間は、とても貴重なものとなりました。

医療的ケアが必要な場合でも、適切なサービスや支援を活用することで、
外出や交流の機会を実現できることがあります。
まずはお気軽にご相談ください。